[内容]
ニュージーランド沖で見つかった摩訶不思議な生物の死骸、行方不明の少女を霊視する霊能者、チンパンジーと人間の混血児として紹介されたオリバー君……テレビや雑誌の超常現象や怪奇現象特集を見ていると、思わず仰天するような世界の奇異が紹介されることがある。はたしてその真相は何なのか――?
と学会の皆神龍太郎、志水一夫、そしての加門正一が「古代文明の伝説」「超能力・超人の伝説」「UFO と異星人の伝説」「霊と悪魔の伝説」「大予言の伝説」「未知動物の伝説」「身
近な超常現象の伝説」「怪奇現象の伝説」の真相に迫る。 超常現象解明の入門書にして決定版。ここに堂々の文庫化!
古代文明、超能力、UFO、心霊…世にはびこるヨタ話を笑い飛ばす!
伝説の名著がついに文庫版で登場!
※本書は2007 年に楽工社より発刊された『新・トンデモ超常現象60 の真相』を加筆・修正し、文庫化したものです。
[著者略歴]
●皆神龍太郎(みなかみ・りゅうたろう)
と学会創設メンバー。 超常現象について懐疑的な視点から調査する組織「ASIOS」リサーチ会員。超常現象には誰よりも深い愛着を持っているが、確証となるデータにめぐりあえていないので、その実在は信じていない。
●志水一夫(しみづ・かづを)
作家・科学解説家。と学会運営委員。日本では珍しく『科学朝日』などの一般科学誌と『ムー』などのオカルト誌の双方で活躍。その先入観に縛られないスタイルから「日本のコリン・ウィルソン」とも呼ばれた。2009年に永眠。『UFOの嘘』、『大予言の嘘』など著書多数。
●加門正一(かもん・しょういち)
国立大学教授。大学で専門科目の教育研究の外に教養科目の一部で科学史・懐疑思考(Skeptical Thinking)を講義している。その教材収集として超常現象の科学的調査にもいそしんでおり、本書で書いた江戸時代のUFO事件「常陸の国うつろ舟」伝説の調査は、現在も進行中。ジャパン・スケプティクス運営委員。