ISBN978-4-8013-0846-6 C0077 224頁
発売:2026-09-29 判形:4-6
税込1760円(本体1600円+税)未刊
[内容]
精神科医のTomy氏が、「折れない心」の土台となる“自分軸”の育て方を、親子の関係からわかりやすく解説します。
「失敗すると、すぐに自信をなくしてしまう」
「人と比べて落ち込む子に、何と声をかければいい?」
「学校に行きたくないという子に、どんなふうに寄り添えばいい?」
「最近、元気がないように見えるけれど、どこまで声をかけたらいい?」
「どこまで手を出して、どこから見守ればいい?」
子どものことを大切に思うほど、親の悩みは尽きません。
新学期や長期休み明け。
学校、友人関係、勉強、部活や習い事など、子どもを取り巻く環境の中で、いつもとは違う様子が気になることもあります。
学校に行きづらそうにしている。
何かに失敗して落ち込んでいる。
部活や習い事をやめたいと言っている。
人間関係に悩んでいるように見える。
以前より元気がなく、親として心配になる。
そんなとき、「何とかしてあげたい」「つらい思いをさせたくない」と考えるのは自然なことです。
けれど、人生には失敗もあります。挫折もあります。
理不尽な出来事を、すべて避けることもできません。
親がずっと先回りして守り続けることも、子どもの前からあらゆる困難を取り除いてあげることもできないのです。
だからこそ、本当に子どもに贈りたいのは、「困難がない人生」ではなく、「困難があっても、また立ち上がれる心」。
その土台になるものとして、著者が大切にしているのが「自分軸」です。
周囲からどう見られるか。
友だちと同じでなければいけない。
親や先生の期待に応えなければいけない。
そうした「他人からの評価」だけに振り回されるのではなく、
「自分はどう感じているのか」
「自分はどうしたいのか」
を大切にする。
うまくいかないことがあっても、自分自身の価値まで否定せず、自分なりに次の一歩を考えられる。
本書では、そんなしなやかな心を支える「自分軸」を、家庭の中でどう育てていけばよいのかを考えていきます。
子どもの前に、まず親自身の「自分軸」を考える
子どもの自分軸を育てるために、子どもだけを変えようとする必要はありません。
「良い親でなければ」と自分を追い込んでいないか。
自分の親から受けた価値観に、今も縛られていないか。
子どもの問題まで、自分の問題として背負いすぎていないか。
本書では、まず親自身が自分軸について考えるところから始めます。
さらに、親と子どもはそれぞれ別の人間であるという「バウンダリー」の考え方にも触れます。
近すぎず、離れすぎない。
そんな親子の距離についても考えていきます。
子どもを支えることと、何でも代わりに解決することは同じではありません。
子どもを大切にしながら、親自身も無理をしすぎない。
そんな親子関係を目指します。
本書で扱う主な内容
人の心が折れるときと、「自分軸」とは何か
人はなぜ「他人軸」になってしまうのか
子どもの自分軸を育てるために親ができること
「良い親であるべき」という思い込みから少し楽になる方法
親子の間に必要なバウンダリーと距離感
子どもの自己肯定感を支える褒め方・叱り方
「寄り添う」とはどういうことなのか
子どもが人と比較しすぎないための関わり方
失敗を恐れず「とりあえずやってみよう」と思える声かけ
子どもの「好き」を受け止める環境の作り方
子どもと衝突しにくい話し方、相談できる関係の作り方
子どもの不機嫌に親が巻き込まれすぎないための考え方
親子の関係を見直す「自分軸ドリル」
本書には、日々の親子関係に取り入れられる「自分軸ドリル」も収録しています。
「あなたのことが無条件に愛おしい」と、子どもに伝えられているか。
子どもと衝突しにくい話し方ができているか。
子どもが困ったときに相談できる関係になっているか。
子どもの「好き」を受け止められているか。
子どもの不機嫌に巻き込まれすぎていないか。
このドリルは、子どもに何かをやらせるためのものではありません。
親自身が普段の接し方を振り返り、子どもとの関係を見直すための実践パートです。
「正しい親にならなければ」と考えるのではなく、自分たち親子にとって、より無理のない関係を少しずつ考えていきます。
子育ての「こんなとき、どうする?」にも答えます
さらに最終章では、日々の子育てで生まれやすい具体的な悩みにQ&A形式で答えます。
子どもにささいなことで怒ってしまう
子どもの機嫌に振り回されてつらい
宿題をせず遊んでばかりいる
何でも親のせいにされてしまう
子どもとどうしても反りが合わない
過干渉と教育の違いがわからない
「叱らない子育て」で本当にいいのか迷う
子どもにどこまで期待していいのかわからない
スマートフォンやSNSばかり見ていて心配
一人でいることが多く、友人関係が心配
子どもが悩んでいるとき、どこまで寄り添えばいいかわからない
子育てには、「これが唯一の正解」と言い切れないことがたくさんあります。
だからこそ、その場その場で親子に合った答えを探していくための考え方の軸を持つことが大切です。
こんな方におすすめです
小学生・中学生の子育てに悩んでいる方
子どもの自己肯定感や自信を大切にしたい方
子どもが失敗や挫折で落ち込んだときの支え方を知りたい方
学校に行きたくないという子に、どんなふうに寄り添えばいいか迷っている方
最近、子どもに元気がないように感じて心配な方
褒め方、叱り方、声かけに迷っている方
子どもとの距離感や過干渉について悩んでいる方
子どもが人の目を気にしすぎていることが心配な方
親子の関係を一度見直してみたい方
子どものことだけでなく、親自身も少し楽になりたい方
子どもがいつも元気で、何の悩みもなく成長していくとは限りません。
うまくいかない日があってもいい。
立ち止まることがあってもいい。
そんなとき、自分の気持ちを大切にしながら、
「これからどうしよう」
と自分なりに考えられること。
そして、困ったときには安心して戻れる関係があること。
子どもがその子らしく、元気に人生を歩んでいけるように。
そして親も、子どもの人生をすべて背負おうとせず、自分自身の人生を大切にできるように。
親と子ども、それぞれの「自分軸」を大切にしながら、折れない心と親子の関係を育てていくための一冊です。
[目次]
1章 しなやかなこころを作るキーワード「自分軸」
・人のこころが折れるとき
・自分軸とは何か?
・他人軸で生きていると起きること
・人はなぜ他人軸になってしまうのか
・育ちと他人軸の関係
・子どもの自分軸の育て方
2章 まず、親が楽になる
・あなた(保護者自身)は自分軸で生きていますか?
・「良い親であるべき」というジレンマ
・自分の親に縛られていませんか? バウンダリーの問題①
・子どもは子ども、あなたはあなた バウンダリーの問題②
・迷ったら、優先順位を考える
・自分軸を育てるためのワーク
3章 こころが折れない子どもの育て方
・子どもの求めているもの
・子どもは、基本的に褒められたい
・子どもの正しい褒め方
・子どもを叱ることはいけないこと?
・「子どもに寄り添う」ことの意味
・「~しないと価値がない」と子どもに感じさせない方法
・「比較」させない育て方
・子どもが失敗を恐れなくなる声かけ
・「とりあえずやってみよう」精神の育て方
・好きな物を「好き」と言える環境を作る
・ついつい言いがちだけれど、言わないほうがいい言葉
・「○○ちゃんと、同じものが欲しい」への対処法
4章 自分らしい人生を手に入れる! 親子のための自分軸ドリル
・「あなたのことが無条件に愛おしい」と子どもに伝える練習
・子どもと衝突しない話し方をするための練習
・子どもが親に相談できる関係を作る練習
・子どもの「好き」を受け止めて伸ばす練習
・子どもと話す時間を作る練習
・子どもの不機嫌に巻き込まれない練習
・子どもを正しく褒める練習
・4章のまとめ
5章 子育てに悩みは付きもの! そんなときのQ&A
Q・子どもに対してささいなことで怒ってしまいます。どうしたらいいですか?
Q・子どもの機嫌が変わりやすくてつらいです
Q・子どもが宿題など、やらなければならないことをしないで遊んでばかりいます
Q・子どもが何でも「ママのせい」と人のせいにしてくるのがストレスで、今後が心配です。
Q・子どもとどうしても反りが合わないときは、どうしたらいいでしょうか?
Q・暴力を振るってくる子どもへの対処法はありますか?
Q・パートナーが育児に積極的ではないので困っています。
Q・親はリーダーであるべきなのでしょうか?
Q・過干渉と教育の違いってなんですか?子どもに、過干渉とも無関心とも思われたくありません。
Q・叱らない子育ては、是でしょうか?非でしょうか?
Q・期待しすぎるのも、期待しすぎないのもよくないようですが、どうすればいいのでしょうか?
Q・子どもがスマートフォン(SNS)ばかり見ていて心配です。
Q・一人でいることが多くて心配です。浮いたらいじめられないですか?
Q・子どもが悩んでいるとき、どこまで寄り添ったらいいのでしょうか?
Q・自己肯定感が高すぎることの弊害はないのでしょうか?