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書籍情報

日ソ謀略史の謎に迫る歴史ノンフィクション

ソ連秘密警察リュシコフ大将の日本亡命

上杉 一紀著 

ウエスギ カズノリ 

歴史の闇に埋もれた史上最大の亡命事件!

ISBN978-4-8013-0727-8 C0021 288頁

発売:2024-06-25 判形:4-6 1刷

税込1980円(本体1800円+税)在庫あり

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ソ連秘密警察リュシコフ大将の日本亡命

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[内容]
日中戦争の最中の1938年6月13日、満洲とソ連の国境で、ひとつの亡命事件が発生した。ソ連から逃亡してきた男の名前は、ゲンリフ・サモイロヴィッチ・リュシコフ。ソ連秘密警察の高官でスターリンの右腕としてウクライナでの虐殺を指揮していた〝大物〟だった。秘密戦の専門家だったリュシコフは、対ソ戦のブレーンとして日本軍に協力していくことになる。

ノモンハン事件、太平洋戦争の開戦、そして日本の敗戦……リュシコフはどのような役割をはたしていたのか? また、リュシコフの亡命の真の意図とは?
歴史の闇に葬られたソ連最大の亡命事件、その意義を「秘密戦」をキーワードに解き明かす。

[目次]
第一章――亡命事件の顛末
第二章――それぞれの転向体験
第三章――粛清から大粛清へ
第四章――リュシコフとゾルゲ
第五章――破滅の予感
第六章――リュシコフの最期


[著者略歴]
上杉一紀(うえすぎ・かずのり)
日本放送作家協会会員。一九五三年札幌生まれ。早稲田大学法学部卒。北海道テレビ放送(ANN系列)入社、主に報道畑を歩む。旧ソ連の閉鎖都市だったウラジオストクを西側テレビ記者として初取材。ANN系列マニラ特派員などを経て同社取締役、テレビ番組制作会社代表をつとめた。番組に「霧の日記~アリューシャンからの伝言」(民放連賞テレビ教養部門最優秀作)ほか。著書に『ロシアにアメリカを建てた男』(旬報社)、『ロマノフの消えた金塊』(東洋書店新社)。