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書籍情報

家臣がお家にためにお殿様を幽閉!?

大名廃業

安藤 優一郎著 

アンドウ ユウイチロウ 

お家存続をめぐる諸勢力の思惑に迫る

ISBN978-4-8013-0712-4 C0121 224頁

発売:2024-03-15 判形:文庫 1刷

税込825円(本体750円+税)在庫あり

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大名廃業

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[内容]
泰平の世を過ごした江戸時代のお殿様は、世襲が前提。戦国大名のように弱肉強食、食うか食われるかの日々を送ったわけではない。
しかしだからといって、身分が保証されたわけではなかった。幕府の意向に沿わなければ身分を突然剥奪され、下手をすれば命を失うこともあった!
怨恨のあるお殿様を殺害して身分剥奪、領民が江戸に押しかけてトラブルが露呈、お家断絶の原因になりかねないと家臣に閉じ込められたお殿様、親族大名や幕府も巻き込んで、お家存続をはかろうとする人々……。
大名としての身分・地位を失った様々な事例=大名廃業に注目して、お家存続をめぐる諸勢力の思惑や隠れた慣行に迫る。

[目次]
第一章 跡継ぎなしで大名廃業
第二章 刃傷沙汰や乱心で大名廃業
第三章 幕府に楯突いて大名廃業
第四章 戦争を起こして大名廃業
第五章 強制隠居で大名廃業
第六章 御家騒動で大名廃業
第七章 領民からの反発で大名廃業


[著者略歴]
安藤優一郎(あんどう・ゆういちろう)
歴史家。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学(文学博士)。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に『江戸の間取り』『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』『維新直後の日本』『江戸時代はアンダーグラウンド』(彩図社)、『15の街道からよむ日本史』(日経ビジネス人文庫)、『東京・横浜 激動の幕末明治』(有隣新書)、『徳川時代の古都』(潮新書)などがある。