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書籍情報

食への喜び、こだわり、思い出、トラウマ…

文豪たちが書いた 食の名作短編集

彩図社文芸部編 

サイズシャブンゲイブ 

味わい深い珠玉の作品集

ISBN978-4-8013-0682-0 C0193 224頁

発売:2023-09-15 判形:文庫 1刷

税込825円(本体750円+税)在庫あり

(在庫状態は2024/11/19 09:24:30の状況です)


1889(y276)t0:k0:s1577;j1613;(c1906;o1806)

文豪たちが書いた 食の名作短編集

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[内容]
本書は、日本を代表する作家たちが描いた、食にまつわる作品集です。
収録したのは、28作の短編・随筆。作者の個性が感じられる、味わい深い作品を集めました。

おにぎりと思い出が交錯する吉川英治「母の掌の味」
行方不明になった夫の奇怪な行動を妻が語る岡本綺堂「鰻に呪われた男」
お菓子好きの少年がトラウマを抱くようになる夢野久作「お菓子の大舞踏会」
料理への思いがこれでもかと伝わってくる北大路魯山人「味覚馬鹿」

いずれの作品にも、食に対する作家たちのこだわりが、随所に表現されています。読み進めていただくと、好みの味を共有できる作家が、きっと見つかるでしょう。未知の味わいを魅力的に描き出す作品にも、きっと出会えるはずです。
文豪たちが手がけた食の名作の数々を、とくとご賞味あれ。

[目次]
梅崎春生「腹のへった話」/林芙美子「朝御飯」
菊池寛「蠣フライ」/太宰治「たずねびと」
森鷗外「牛鍋」/山之口貘「山羊料理」
徳田秋声「鶫・鰒・鴨など」岡本綺堂「鰻に呪われた男」
坂口安吾「わが工夫せるオジヤ」/永井荷風「銀座」
北大路魯山人「味覚馬鹿」/古川緑波「下司味礼讃」
牧野富太郎「バナナは皮を食う」/直木三十五「果物地獄」
萩原朔太郎「ラムネ・他四編」/佐藤春夫「飲料のはなし」
夢野久作「お菓子の大舞踏会」/芥川龍之介「しるこ」…など