ISBN978-4-8013-0542-7 C0021 208頁
発売:2021-07-21 判形:4-6 1刷
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1875(y123)t0:k0:s1750;j1752;(c3000)
[内容]
世界一の威容を誇った戦艦大和。これまで大和はありとあらゆる評論・創作物で取り上げられてきた。悲劇的な最期を綴ったものもあれば、開発秘話や性能を紹介するもの、そして大和が大活躍する架空戦記など枚挙にいとまがない。
しかし、これまでに表立って論じられてこなかった側面がある。それがコスト――金銭面から大和を解剖することだ。
大和の建造費は国家予算の実に4パーセントが費やされたとされる。しかし、「主砲弾一発の価格はいくらなのか?」「停泊時に消費される石油の価格はいくらなのか?」「乗組員たちの人件費は?」「建造時の秘密保持のための費用は?」「建造費の粉飾はどのようになされたか?」といったことはほとんど語られていない。
戦艦大和が兵器であった以上、コストと成果は切り離して考えることができない問題だ。そしてコスト面から読み解くことで、大和のまったく新しい姿が見えてくるはずである。
※本書は2019年8月に小社より刊行された同名書籍の再編集版です。
[目次]
第一章 世界最強の戦艦建造をめざした貧乏国のフトコロ事情
第二章 『大和』には建造費以外にも莫大な予算が費やされた
第三章 戦艦『大和』の衣食住 巨大戦艦の家計簿
第四章 戦艦『大和』 全戦闘の収支決算報告
第五章 戦艦『大和』 戦後の収支決算報告