[内容]
紋は、苗字とは別に代々受け継がれてきた家の印のことです。そのすべてが円と線によって構成されており、そのデザインには、人々の想いや願いが込められています。
本書では、誰もが簡単に楽しく紋を描けるように、描き方を簡略化し丁寧に解説しました。
水戸黄門の印籠でおなじみの「徳川葵」、豊臣秀吉の「五七の桐」、織田信長の「織田瓜」といった有名どころから、可愛らしい「千鳥」や、おめでたい「光琳鶴」や「光琳亀」など、全部で20の紋を掲載しています。
モチーフについての解説や紋に関する小話も載せました。
紋を描く楽しさ、円と線だけで形ができる不思議さ、長い時を経て洗練されてきたデザインの美しさを、感じていただけると嬉しく思います。
[目次]
左一つ巴
五七の桐
三つ鱗
梅鉢
麻の葉
片喰
槌
九枚笹
三つ柏
落ち牡丹
釜敷き山桜
丸に違い鷹の羽
分銅熨斗
一つ松
源氏車
千鳥
光琳亀
光琳鶴の丸
織田瓜
徳川家三つ葵