[内容]
本書は松尾芭蕉の近世から正岡子規以後の近代・現代まで
の俳人の名句1000句を掲載しています。日本は海に囲まれ
た島国であり国土の3分の2が森林におおわれた山地とい
う豊かな自然に恵まれています。春夏秋冬の四季がはっき
りと分かれており、日本人は昔から四季のあるこの国を愛
してそれぞれの季節の楽しみ方や美しさを大切にしてきま
した。俳人は四季の折々に自然の輝きをとらえ、その移ろい
の中で自己を見つめ日々の情感を凝縮した表現で詠んでい
ます。これらの自然に親しみ、自然を尊び詠まれた名句・秀
句は日本人の心のよりどころとなる珠玉の言葉に満ちて
います。読者を必ずや美しき日本への共感へと誘うことで
しょう。

[目次]
第一章【自然】
第二章【施設】
第三章【生活】
第四章【動物】
第五章【植物】

[著者略歴]
1948年、滋賀県生まれ。同志社大学商学部卒業後、住友商事株式会社入社。
俳句「砂丘」同人。俳号は義堂。
俳句を嗜むかたわら長年にわたり趣味で名句・秀句の収集をおこなう。