ISBN978-4-8013-0392-8 C0047 224頁
発売:2019-07-25 判形:4-6 3刷
税込1650円(本体1500円+税)在庫あり
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[内容]
がん(癌)は、体内の一部の細胞が遺伝子の異常によって無制限に増殖するようになり、周囲の正常組織を破壊し、さらに他の臓器に転移し、最終的には人間を死にいたらしめる病気です。(中略)
数多くの治療法や補完・代替療法がある中で、本書で紹介するのは「クエン酸を摂取する」「がん細胞内のクエン酸の量を増やす」という治療法です。体内およびがん細胞内のクエン酸の量を増やして、がん細胞の増殖を抑える治療法です。(中略)
本書では、クエン酸摂取が体の治癒力を高める理由と、クエン酸ががん細胞の増殖を阻止するメカニズムを解説しています。
さらにがん細胞内のクエン酸の量を増やしてがん細胞の増殖を抑える方法を紹介します。がん細胞の物質代謝とエネルギー産生の特徴を利用したがん治療法です。
この「がんのクエン酸療法」を多くのがん患者さんに知っていただき、がん克服に役立てていただきたいと願っています。
(「はじめに」より)
[目次]
第1章 代謝をターゲットにしたがん治療が注目されている
第2章 クエン酸は代謝を活性化し体の治癒力を高める
第3章 クエン酸は私たちの細胞内で作られている
第4章 細胞はグルコースを燃焼してエネルギーを得ている
第5章 がん細胞は酸素を使わないでエネルギーを産生している
第6章 クエン酸は多彩な機序でがん細胞の増殖を抑える
第7章 がん細胞のクエン酸を増やすと死にやすくなる
第8章 クエン酸飲用でがんが縮小する?
第9章 クエン酸の脂肪酸合成促進作用を阻害するメトホルミン
第10章 メバロン酸経路を阻害するスタチンとトコトリエノール
第11章 ケトン食は様々な機序でがん細胞の増殖を抑制する
第12章 2―デオキシ―D―グルコースと高濃度ビタミンC点滴は解糖系を阻害する