[内容]
本書では、作者の意志とは無関係に、何らかの外的要因によって市場から抹殺されてしまった「消されたマンガ」を60本超取り上げている。
人食い人種が登場する『サザエさん』やロボトミー手術が問題になった『ブラック・ジャック』などの誰もが知る作品から、全ページから盗用が発覚した『メガバカ』、原発ネタの超ブラックな作品『ラジヲマン』などの知る人ぞ知る問題作まで網羅。本書を読むことで、マンガと社会の新しい関わり方を垣間見ることができるだろう。
本書は、2013年に鉄人社より発売され、大きな話題を読んだ『消されたマンガ』の情報を改定し、文庫化したものである。