ISBN978-4-88392-961-0 C0032 192頁
発売:2013-12-09 判形:新書 1刷
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[内容]
中国による防衛識別圏の設定、尖閣諸島問題や竹島問題……。
日本をめぐる世界情勢は厳しさを増す一方である。
平成24年に自民党が「憲法改正草案」を発表し、その後、憲法改正に意欲的と見られる安倍内閣が発足。
現在、憲法に対する国民の関心は非常に高まっている。
「憲法第9条」「集団的自衛権」「押し付け憲法論」「第96条改正問題」など、憲法にまつわる議論は多岐にわたる上、感情的な意見が出やすい傾向があり、まともな議論を行うことは簡単ではない。
そこで本書では、NHKで憲法論を説いた新進気鋭の学者が、日本国憲法の抱えている問題点や矛盾点をやさしく解き明かし、時代に合っていない部分を少しずつ変えていくべきだと解説する。
今のままの日本国憲法で、近隣諸国と多くの問題を抱える日本が生き残っていくことはできるのか?
「改憲・護憲」を考える前に読んでおきたい1冊。
[目次]
●現在の第九条では在外邦人を守ることができない
●強大化する中国に対応できるのか?
●アメリカは九条改正をどう考えているのか?
●天皇を人質にとり強制された日本国憲法
●マッカーサーが憲法の強制を焦った理由
●五九条を変えて、ねじれ国会を解消するべき
●天皇は「元首」にするべきなのか?…など