ISBN4-88392-567-6 C0036 208頁
(ISBN9784883925674)
発売:2006-10-31 判形:4-6 4刷
税込1320円(本体1200円+税)品切れ
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[内容]
なんとなく怪しい。
そう思いながらも耳を傾けてしまう。そのうちに話を切り上げにくくなり、断りにくい状況に陥っている。挙句の果てには、いらないはずのものを買わされたり、興味のない勉強会に通うことになっている……。
典型的な詐欺の流れである。
こういった話を聞くと「騙されるやつが悪い」と切り捨てる人は多い。しかし、被害者たちも騙される直前までは同じように考えているのである。
「自分はしっかりしているから騙されるはずがない」と。
それなのに詐欺師の手にかかると、頭がぼんやりとし、思ってもいなかった方向に話が進んでいく。そして結局は「するはずのなかった契約」をさせられることになるのだ。
それはなぜなのだろうか?
詐欺師というのは人を騙すことを生業にしている人種である。
騙すと言うと聞こえは悪いが、言い換えれば「交渉・話術のプロ」ということになる。一流の詐欺師にかかれば、ヤクザだろうが政治家だろうが、コロリと引っくり返されてしまうものだ。
それが一般人が相手となれば、結果は火を見るよりも明らかである。――はじめに、より。
本書には、キャッチセールス評論家である著者がこれまでに潜入取材をしてきた、詐欺組織、悪徳業者などの体験をもとに「詐欺師たちのテクニック」を抽出し、お伝えするものです。
詐欺の現場を覗いてみたい人、詐欺師の交渉技術を知り合い人、詐欺の予防に役立てたい人など、使い道はさまざま。
健全な判断のもと、ご活用ください。