ISBN978-4-8013-0750-6 C0095 240頁
発売:2025-03-25 判形:4-6 1刷
税込1980円(本体1800円+税)在庫あり
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323(y320)t0:k0:s0;j3;(c1520;o1520)
[内容]
あれはたしか中1の夏。
「あなたの知能は小学3年生で止まっている」
と学校の先生に言われた。
診断名は知的障害と、パニック障害。
俺は立派な障がい者だった。
友だちは離れていった。
母さんは泣いていた。
すべてを失った俺は、暴力で自分を着飾った。
舐めたヤツは拳で黙らせて、しまいにはヤクザになった。
周りから、もっと人がいなくなった。
“お前は普通じゃない”
ずっと、そう言われて育ってきた。
これから始めるのは、そんな俺がラッパーとして歌うようになるまでの話だ。
言葉が苦手な俺が、今は言葉を使って思いを伝える仕事をしている。
俺が吐くのはいつも、飾りのない、むき出しの言葉だ。
だからこそ、嘘はひとつもないって胸を張って言えるよ。
人生に悩むすべての人に、この本を捧げたい。
こんなヤツでも前を向けるんだって、少しでも勇気を出してほしい。
不器用は不器用なりに、精一杯伝えようと思う。
俺のだせえ想いを、みんな聴いてくれ。