[内容]
女性が男性とデートをし、見返りに金銭的な援助を得る「パパ活」。援助交際と呼ばれていた時代と比べカジュアルになったためか、若者の間では「パパ活ブーム」が起こっている。そんな中で、パパ活女子を紹介する「交際クラブ」がにわかに脚光を浴び始めた。著者は、実際に交際クラブの運営会社に勤務し、クラブに登録しようとする女性やパトロン候補の男性と面接を行った経験を持つ。
本書では、交際クラブの舞台裏とともに、クラブに集まる男女の実態を紹介。また、彼ら彼女らの人間性を掘り下げるべく、個別インタビューを実施した。パパとなる男性たちは、何を求めていたのか。パパと性的関係を持つことになるパパ活女子たちは、何を売っていたのか。現代のリアルなパパ活事情に迫る、渾身のルポルタージュ。

[目次]
第一部　交際クラブという世界
Chapter 1　独断と偏見の『ランク付け』
Chapter 2　パパ活女子のリアルな実態
Chapter 3　交際クラブに集まる男性たち
Chapter 4　交際クラブの裏事情

第二部　交際クラブの男女の本音
Chapter 1　愛人に収まる女・不倫する妻・割り切る女
Chapter 2　愛を求める男・不倫する夫・施す男

[著者略歴]
漫画家、コラムニスト、ラブホテル評論家。
1976年生まれ。鹿児島県の離島出身。
高校中退後、劇団員をしながら古本屋、ガソリンスタンド、コンビニ店員、ホステス、不動産、バニーガール、SM女王様などのアルバイトに精を出す。
22歳で漫画家デビュー後も、生活のために百貨店宝飾部外商、芸能事務所、電話占いサイトの企画・運営・広告・人事、カニ料理専門店、うどん屋、結婚相談所、運送屋、アプリ開発、動画制作、便利屋など様々な仕事を経験。
本書は、約２年間のパパ活面接官の体験をもとに執筆されたものである。