[内容]
「怒り」や「イライラ」は急にわいてきて、それに振り回されてしまうので、コントロールできないものと思われるかもしれません。しかし、私たちがどんな時にどんなことに対してイライラしやすいかは、経験から後天的に獲得してきたある種の「パターン」です。ですから、適切な方法を身に付ければコントロールできるようになるのです。
そうして、子どもにうまく接することができるようになると、子どもは自分への肯定感や自尊心を持つことができ、子どもへの接し方が変わると、お母さん自身の自己肯定感や自尊心も高まります。子どもにとっても、お母さんにとっても良い状態を生むことができます。（「はじめに」より）

[目次]
第１章　子どもをのばす「アンガーマネジメント」の効果
第２章　おかあさんをイライラさせる８つの原因
第３章　自分の感情を上手にコントロールするテクニック
第４章　怒りや不安を強くする“ものごとの考え方”
第５章　瞬間的な怒りへの対処と日常のセルフケア

[著者略歴]
新横浜カウンセリングルームクオーレ
EAPオフィスレジリエンシー代表
1998年、九州大学大学院人間環境学府人間環境学研究科修士課程に進学、同大学大学院後期博士課程単位取得中退。その後、九州大学大学院附属心理教育相談室相談員、個人クリニック及び総合病院心療内科の臨床心理士、スクールカウンセラーとして臨床現場での活動を行ってきた。
2002年4月より、株式会社保健同人社勤務。法人契約団体の所属員およびその家族を対象に、電話・面接によるカウンセリングを行う一方、メンタルヘルス、ハラスメント、メンタルマネジメントなど各種研修の講師として活動。
2010年3月に独立。現在は、小学校で保護者の相談に乗る傍ら、個人向けのカウンセリングルームを開設し、夫婦関係や親子関係の悩み、子育てや育児の悩みなど、様々な悩みを抱える人たちに向けた臨床活動を行っている。
「人間環境学科心理臨床学修士号」「日本臨床心理学会認定　臨床心理士」の資格を取得。