[内容]
震災、台風、戦乱、政治的混迷……。激動の時代を生き、挫折を経験した鴨長明の名随筆『方丈記』が、わかりやすい口語訳で読める!
※本書は、2012年に株式会社東京書籍より単行本として刊行されたものを修正の上、文庫化したものです。
[目次]
第一段 流れゆく河、移りゆく時代、変わりゆく人
第二段 打ち続く「災害」と「人災」の果てに長明さんが見たもの
第三段 人間はどこに住めばいい?
第四段 長明さんが遁世するまで、そして遁世生活
第五段 自然の暮らしは味わい深い、だけど……
第六段 それでも心は求めてしまう
[著者略歴]
濱田浩一郎 (はまだ・こういちろう)
1983年生まれ、兵庫県相生市出身。歴史学者、作家、評論家。皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員・姫路日ノ本短期大学講師・姫路獨協大学講師を歴任。現在、大阪観光大学観光学研究所客員研究員。現代社会の諸問題に歴史学を援用し迫り、解決策を提示する新進気鋭の研究者。著書に『播磨赤松一族』(新人物往来社)、『あの名将たちの狂気の謎』(中経の文庫)、『日本史に学ぶリストラ回避術』(北辰堂出版)、『日本人のための安全保障入門』(三恵社)、『歴史は人生を教えてくれる―15歳の君へ』(桜の花出版)、『日本人はこうして戦争をしてきた』(青林堂)、『超訳 橋下徹の言葉』(日新報道)、『教科書には載っていない大日本帝国の情報戦』『昔とはここまで違う! 歴史教科書の新常識』(彩図社)、訳・解説『靖献遺言』(晋遊舎)、共著『兵庫県の不思議事典』(新人物往来社)、『赤松一族 八人の素顔』(神戸新聞総合出版センター)、『人物で読む太平洋戦争』『大正クロニクル』(世界文化社)『図説源平合戦のすべてがわかる本』(洋泉社)、『源平合戦「3D立体」地図』『TPPでどうなる?あなたの生活と仕事』『現代日本を操った黒幕たち』(以上、宝島社)、『NHK大河ドラマ歴史ハンドブック軍師官兵衛』(NHK出版)ほか多数。監修・時代考証・シナリオ監修協力に『戦国武将の「リストラ」逆転物語』(エクスナレッジ)、小説『僕とあいつの関ヶ原』『俺とおまえの夏の陣』(以上、東京書籍)、『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』全十五巻(角川書店)。